【10月23日】 第3回プラチナエッグハンティング・セミナーを開催しました
未来の商品・サービスにつながるシーズ・ニーズ・アイデア(プラチナエッグ)を見つける活動=「プラチナエッグ・ハンティング」の第3回セミナーを10月23日の17時より開催いたしました。本活動は、神武直彦先生(慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科准教授)がナビゲーターとなり、約3週間おきに全4回のセミナーを開催する予定です。今回の参加者は35名でした。
第3回では「アイデアを磨く。システム思考での創造法」をテーマに、神武先生より、生み出したアイデアのシーズの比較法について学びました。さらに、春蒔プロジェクト株式会社 代表取締役 田中陽明氏、コクヨ株式会社 RDIセンター 主幹研究員 齋藤敦子氏をお招きして、苦難を乗り越えてアイデアを実現する苦労について語っていただきました。
第3回の様子
【講義】
アイスブレイクの後、神武先生から複数のアイデアを比較するPugh(ピュー)コンセプトセレクションについて説明頂きました。
今回のテーマは「日本に初めて来た海外の方に都内から日帰りで滞在を楽しんで頂く方法」。まずはそれぞれのチームでブレインストーミングにより、ツアーのアイデアを考えます。
次に、出てきたアイデアから3つ選んで、それをPughセレクションで、さまざまな項目で比較していきます。
比較は「S(Same)」「+」「-」で行い、表にして発表しました。
この方法を用いて、自分たちの出したアイデアについて比較ができたほか、重要な比較指標について気がつくことが出来ました。
【ワークショップ】
次に、アイデアからビジネス化の間にある「死の谷」「ダーウィンの海」をどのように乗り越えるかをテーマに、春蒔プロジェクト田中陽明氏、コクヨ齋藤敦子氏に語っていただきました。
田中氏はco-labの立ちあげまでの経緯とその苦労を語っていただきました。
「課題を見つけ出す習慣をつける。」「共感者を増やすことで存在を示す。」などの経験をお話いただきました。
コクヨ齋藤敦子氏には、消しゴム「カドケシ」や針なしステープラー「ハリナックス」などの新商品開発、渋谷ヒカリエに誕生したコワーキング・スペース「Creative Lounge MOV(モヴ)」の立ちあげを例に、「KPIの設定」「既成概念にとらわれず、まずやってみる」「信念と同志」の重要性を教えていただきました。
次にグループごとにワークシートを使って、各自の自らのプロジェクト経験から「死の谷」「ダーウィンの海」を乗り越えた経験について語り合いました。
最後に、そのポイントについてポストイットに書き出し、ホワイトボードのツリーイメージに貼り出して共有しました。
※ ツリーイメージについてはこちらをご覧ください。(PDFファイル:20131023_TREE.pdf)
※ 第4回の予定(詳細)はこちらをご覧ください。
第4回:11/14(木)17:00~
以上