2013年6月22日(土)、「二子玉川をウィキペディア・タウンにしよう!」ワークショップを開催しました
本ワークショップは、地域が誇る歴史的建造物や史跡等を文献資料及びフィールドワークにより調査し、その調査結果をWikipediaページとして編集し、公開するまでを半日で行いました。
横浜でスタートしている「ご当地Wikipediaタウン」シリーズの二子玉川版として開催しました。
当日は、wikipedia編集 約15名、OpenStreetMap作成約10名、駒澤給水塔保存会関係者 5名、郷土史会 2名、wikipedia編集サポート(東京ウィキメディアン会) 3名など、総勢約40名の参加があり、「駒澤給水所」、「砧下浄水場」をフィールドワークし、文献参照の上wikipediaページを作成しました。
・周辺箇所のOpenStreetMap作成
・wikipediaページとOpenStreetMapページのリンク作成
成果は下記の通りです。
Wikipediaページ執筆成果(新規作成)
https://ja.wikipedia.org/wiki/駒沢給水所
https://ja.wikipedia.org/wiki/砧下浄水所
OpenStreetMapマッピング(新規作成)
http://www.openstreetmap.org/browse/way/116432453
http://www.openstreetmap.org/browse/way/226915977
※ NHK NEWS WEBに「ウィキペディアタウンを作ろう」の記事が掲載されました。
https://creative-city.jp/news/2013/0624_091013.html
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■開催概要
日時:6月22日(土)13:30~18:00 (13:15 開場)
会場:カタリストBA
参加費:無料 (お申込みはこちら)
定員:30名
主催:クリエイティブ・シティ・コンソーシアム
協力:駒沢給水塔風景資産保存会、東京ウィキメディアン会、横浜オープンデータソリューション発展委員会、OpenStreetMap Japan
■当日の進行
13:30~13:35 オープニング
13:35~13:50 講演:東京ウィキメディアン会
13:50~14:00 講演:OpenStreetMap Japan
14:00~14:15 講演:駒沢給水塔風景資産保存会
14:15~15:30 現地調査
15:30~17:30 Wikipediaページ執筆 及び OpenStreetMapマッピング作業
17:30~18:00 各チーム成果発表~そのまま同会場にて懇親会
司会進行: 高橋陽一(LODチャレンジ実行委員、インディゴ株式会社)
■イベント詳細
本イベントは、横浜市で継続開催中のワークショップ「横浜をWikipediaタウンにしよう!」の連携企画です。今回、二子玉川での初開催にあたっては、かつて二子玉川と渋谷を「繋いだ」重要な都市インフラであった「渋谷町水道」をテーマに、土木学会選奨 土木遺産として有名な「駒沢給水塔」や世田谷区地域風景資産「砧下浄水場」などの「渋谷町水道」関連施設のWikipediaページを作成します。
市民が創発するオープンデータ
地域が誇る歴史的建造物や史跡などを「インターネット上で、世界中の誰もが無料でアクセスでき、またオープンデータとして二次利用が可能な世界最大の百科辞典であるWikipedia」に掲載することには、直接/間接的に様々な効果があります。検索エンジンでの上位表示、観光や地域ガイドアプリのスポット情報としての二次利用、その他教育などを含む様々な民間/公共サービスでの利活用、さらには世界各国のボランティアによる多言語化対応により世界中の様々な言語で当該地域資産が参照される可能性も秘めています。
本ワークショップを通じて、参加者の皆様には二子玉川エリアと他地域との間の歴史的な「ツナガリ」を再発見して頂くとともに、地域歴史資産としての駒沢給水塔を代表とする渋谷町水道施設の魅力を再発見して頂ければと考えております。そのため今回は特別に、駒沢給水塔風景資産保存会様のご好意により、他ではめったに見ることができない貴重な資料の数々を本ワークショップ会場にて公開頂く予定です。
ウィキペディア・ページの編集経験がなくても大丈夫です
本ワークショップでは、Wikipediaページの編集経験の有無は問いません。初心者の方には、Wikipedia 編集のエキスパートがサポート致しますので、初めての方でも安心してWikipediaページ編集のコツを習得することができます。また、直接はページ編集を行わなくても、文献資料などの調査や掲載写真の選定など「付帯する作業」を担当して頂くことでのワークショップ参加も可能ですので、初めての方でも是非お気軽にご参加ください。
追加告知:オープンストリートマップJAPAN とのコラボレーションが決定!!
ともにオープン系のプロジェクトである「OpenStreetMap」と「Wikipediaタウン」が本イベント内で連携。同一の地域資産に関するデータ(地図データとWikipediaページ)を双方で生成し、それら成果を「ツナグ」ことにより、地域情報のオープンな「創造・深耕・活用」モデルのプロトタイプ化を試行します。今回の連携/試行を通して、地域情報に関するオープンなデータ利活用基盤の生成と、地域コミュニティとの協力による自律的かつ継続的な運用モデルを検討してゆきます。
■注意事項
・Wikipediaページの編集を行うため、ノートPC(キーボード付のタブレットでも可)、ならびにデジタルカメラ(スマートフォンでも可)を持参ください。なお、会場にはWi-Fiが用意されています。
・現地調査に際して、会場から電車/バスでの移動が発生しますが、調査地点への往復の交通費は参加者にて御負担頂きます。
・Wikipediaページの執筆を行う方は、事前にWikipediaアカウント登録を行って頂くことを推奨致します
・OpenStreetMapのマッピングを行う方は、ノートPCおよびマウスを持参頂くこと、事前にOpenStreetMapアカウント登録を行って頂くことを推奨いたします。また、参加申込時に「マッピング実施」されることを予めご連絡ください。