TOP > > 「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム」を設立

~グランドデザイン、社会実験テーマ、交流による創発の場など検討を開始~

株式会社三菱総合研究所、コクヨファニチャー株式会社、東京急行電鉄株式会社、東京電力株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、日本電信電話株式会社(以下、発起人6法人)は、本日、日本におけるクリエイティブ産業(※1)集積に必要な都市環境要件を検討する「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム」(以下、コンソーシアム)を設立いたしました。

本コンソーシアムは、将来の日本経済において重要な役割を占めるクリエイティブ産業にとって、その発展を支えるクリエイティブな人材や産業を集積することができる「都市の役割・機能」が重要であると考えます。その都市機能を明確にしていくために、二子玉川地区(※2)を最初の社会実験のモデル地区として、クリエイティブな人材、産業が集積し、創造性を刺激し、自発的に成長を促進する都市環境を整えたビジネス地域の創出を目指します。
本年度は、設立趣旨に掲げた構想を精緻化しコンソーシアム活動の到達目標を定めるため、発起人企業を中心に様々な都市で語られる「クリエイティブシティ論」も参照しながら、現在都内最大級の再開発の進む二子玉川地区をモデルとして、クリエイティブシティに求められる都市機能や創造性を発揮しやすいワークスタイル等、クリエイティブシティのグランドデザインの策定を行います。
また、コンソーシアム内に複数社からなるワーキンググループを設け、クリエイティブシティを支える都市の基幹インフラ、知的創造に適したワークスタイル、クリエイティブ産業全体で必要とされる次世代メディアなど、検討すべきテーマを決めて、実証実験を開始していく予定です。なお、設立当初は「スマートシティ」、「フューチャーワーク」、「ネクストメディア」、「スマートライフ」などのテーマで、順次立ち上げていく予定です。
加えて、本コンソーシアムの会員企業やクリエイティブ産業従事者の、立場や組織の枠にとらわれない多様性にあふれた交流によって創造性を刺激する拠点をつくるために、二子玉川地区に「カタリストフロア(仮称)」を設置することを予定しています。ここでは、「オープンラボ」として、会員企業を中心に、クリエイターや行政関係者、投資関係者等などが交流し、ディスカッションができるオープンな場とすることで多様なクリエイティブ産業従事者が集い、創発を促進することを目指します。
尚、コンソーシアムで得た活動成果については、会員に周知を図るとともに対外的にも発信していきます。

※1 クリエイティブ産業とは、知的創造によって創出される新しい価値を社会に提供する企業と、それらの企業を支える隣接企業から構成される産業を指します。
※2 二子玉川地区は、世界都市・東京にありながら、緑地や河川などの豊かな自然を残し、渋谷や都心へのアクセスにも高い利便性を有しているハイブリッドな環境であるとともに、創造的文化基盤も有しております。また、現在は二子玉川東地区第一種市街地再開発事業も進捗し、今後も発展可能性のある地区です。


1. クリエイティブ・シティ・コンソーシアム参画者名簿

会長:小宮山 宏   三菱総合研究所理事長(前東京大学総長)
副会長:松島 克守  社団法人俯瞰工学研究所代表理事、東京大学名誉教授
幹事会員:株式会社三菱総合研究所
コクヨファニチャー株式会社
東京急行電鉄株式会社
東京電力株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社
日本電信電話株式会社
法人会員株式会社アール・アイ・エー
イッツ・コミュニケーションズ株式会社
株式会社イトーキ
株式会社岡村製作所
グローブライド株式会社
株式会社講談社
サンデン株式会社
シナジーメディア株式会社
3Di株式会社
株式会社ソリトンシステムズ
株式会社DGコミュニケーションズ
株式会社東急エージェンシー
東急不動産株式会社
株式会社東急レクリエーション
東京ガス株式会社
東神開発株式会社
株式会社日建設計
日本デジタル配信株式会社
ビクターエンタテインメント株式会社
株式会社ビーコンエヌシー
株式会社ブイキューブ
富士通株式会社  (8月4日時点・五十音順・敬称略)
学術会員青山友紀 慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構教授
     産学連携デジタル映像コンソーシアム会長
赤池学  ユニバーサルデザイン総合研究所所長
金子満  東京工科大学大学院メディア専攻教授
     特定非営利活動法人ディジタル・コンテンツ・インスティテュート理事長
紺野登  多摩大学大学院教授
佐藤一彦 立教大学現代心理学部教授
平本一雄 東京都市大学生活学部長
藤井哲郎 東京都市大学環境情報学部教授 (8月4日時点・五十音順・敬称略)
事務局株式会社三菱総合研究所
ホームページhttp://www.creative-city.jp

2. 設立趣旨

戦後、ものづくりを核に持続的な発展を続けてきた日本経済ですが、飽和する国内需要、新興国の台頭などを背景とし、産業の空洞化、高齢化社会の進行、労働人口減少など、高付加価値を生む知識集約型の「クリエイティブ産業」が果たす役割は今後より一層増大すると見られています。芸術・文化に限らず、ハイテク産業や研究開発も含めて考えると日本の創造的産業は、他国に比して拡大の余地は高く、今後の日本経済において重要な位置を占めることになると考えられています。
世界経済のグローバル化、産業構造変革の中、先進各国では、国際競争力を保つためにクリエイティブ産業の育成に着目し、さまざまな都市で「クリエイティブシティ論」が語られていますが、その際には、その社会が固有に抱える様々な課題に対して向き合い、一般論ではない都市の在り方を論じることが必要となっています。
「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム」は、具体的なフィールドとして、現在都内最大級の再開発が進む東京都世田谷区の二子玉川地区に注目し、学識経験者、行政と連携し、「国際競争力のある創造的産業育成に果たすべき都市の役割」について検討し、日本の産業や文化、経済の発展に対して寄与・貢献することを目指します。

3. 活動スケジュール (予定)

7月8日発起人会開催
8月4日設立総会開催 (コンソーシアムの設立)
12月中旬クリエイティブシティのグランドデザイン発表
セミナー・シンポジウムの開催
2011年春カタリストフロア(仮称)オープン
2011年〜14年クリエイティブシティの具体化検討

4. 主な活動内容

■『クリエイティブシティ』のグランドデザインの検討・発信
企業や就業者、生活者にとって魅力ある『クリエイティブシティ』のコンセプトについて検討し、参加企業を広く募るため、『クリエイティブシティ』のコンセプトや、二子玉川、広くは渋谷周辺地域における新たなワークスタイル、ビジネススタイルについて、セミナーやイベントの開催を通じて積極的に発信します。

■『クリエイティブシティ』実現のために必要なインフラの研究・実験・実証
『クリエイティブシティ』実現のため必要なインフラについて検討し、その具体的事項をプロトタイプ・プロジェクト(創発や創造的問題解決のための場づくり、低炭素化都市のための情報通信プラットフォームなど)としてまとめ、関係者に広く提言します。

■『クリエイティブシティ』 の実現・持続的発展に向けての活動
参加企業と二子玉川、広くは渋谷周辺地域を対象とした事業の検討・計画・設計をし、また、連絡会・交流会・イベントの開催など、クリエイティブシティの持続的発展のために活動していきます。


7月8日 報道発表資料ダウンロード


本件に関するお問い合わせ先
クリエイティブ・シティ・コンソーシアム発起人会・事務局
E-mail: ccc-info@mri.co.jp